2019.11.1~11.3に開催された、ICMaSS2019「持続可能性のための材料とシステムに関する国際会議」で、宇治原研から14件発表を行いました。 この国際会議は,2005年以降継続的に隔年開催(2015年までは […]
SiCは、これまでSi(シリコン、ケイ素)が使われていた、コンバータやインバータといった電力変換器の、電力制御に利用する「パワー半導体※」の新たな材料として、開発が期待されています。
SiをSiCに置き換えることで、現行の材料であるSiの特性を、10倍ほどに大きく越える「省エネの切り札」となり、電力変換器の大幅な効率向上や小型化が見込めるため、電力会社や自動車メーカー、電機メーカーなども大きな期待を寄せています。
一部ではSiCの使用が始まっていますが、性能の面ではまだまだ大きな伸びしろがあります。我々は、このSiCをパワー半導体の材料として(Siからの)置き換えを可能にする、高品質で大きな結晶を開発することをテーマとしています。