SiC ( 炭化ケイ素、シリコン・カーバイド)

電力制御に利用する「パワー半導体」の新たな材料として、現行のSiの特性を10倍ほどに大きく超えると期待されているSiCの研究開発について。

SiCは、これまでSi(シリコン、ケイ素)が使われていた、コンバータやインバータといった電力変換器の、電力制御に利用する「パワー半導体」の新たな材料として、開発が期待されています。


SiをSiCに置き換えることで、現行の材料であるSiの特性を、10倍ほどに大きく越える「省エネの切り札」となり、電力変換器の大幅な効率向上や小型化が見込めるため、電力会社や自動車メーカー、電機メーカーなども大きな期待を寄せています。


一部ではSiCの使用が始まっていますが、性能の面ではまだまだ大きな伸びしろがあります。我々は、このSiCをパワー半導体の材料として(Siからの)置き換えを可能にする、高品質で大きな結晶を開発することをテーマとしています。


パワー半導体*=例えば、発電所で電力を直流から交流に変換する、工場で生産設備のモーターを動かす、マイコンやLSIを動作させるなど、コンバータやインバータといった電力変換器で、モーターなどの制御や電力の変換を行う半導体のこと。「演算」や「記憶」などの働きをするマイコン(CPU)やメモリなどのLSIを半導体と呼ぶのに対し、パワー半導体は、扱う電圧や電流が大きいことが特徴です。

第71回応用物理学会春季学術講演会にて、2件発表を行います

2024年3月22-25日に開催される第71回応用物理学会春季学術講演会で、宇治原研から原田准教授、霜田さん(M2)が口頭発表を行います。発表内容は次の通りです。 ●”窒化ガリウム結晶中の純粋な貫通らせん転位 […]

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事務アシスタントを募集しています!

宇治原研究室では、事務アシスタントを募集中です!私たちが研究しているのは「シリコンカーバイド(SiC)の結晶」。これが普及すると、世界の消費電力を10%削減できると言われていて、宇治原研究室では日々、実現に向けた実験をお […]

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原田准教授がプレスリリースした研究の紹介YouTubeがアップされました。

原田准教授がプレスリリースした研究「分光分析の高速化を実現する解析プログラムを開発 ~X線光電子分光測定の測定時間を従来の約1/5に~」の紹介です! 是非、こちらからご覧ください。

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2024年1月31日(水)-2月2日 (金)nano tech 2024でポスター展示・ピッチを行います

原田准教授がnano tech 2024でポスター展示・ピッチを行います。2024年1月31日(水)-2月2日 (金)に、東京ビッグサイトで開催されるnano tech 2024に出展します。 ▼アカデミアポスター展示  […]

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ICMaSS2023にて、9件発表します

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第52回結晶成長国内会議(JCCG-52)にて、3件発表します

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分光分析の高速化を実現する解析プログラムを開発 ~X線光電子分光測定の測定時間を従来の約1/5に~

原田俊太准教授の研究グループは、分光データの解像度を向上させる独自のアルゴリズムにより、分光測定の時間を短縮できる解析プログラム「スペクトル超解像」を開発しました。プレスリリースの内容はこちらからご覧いただけます。

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准教授公募について 応募締切:2023年9月30日(土)

本公募では、広く結晶成長に関連する分野において、私たちの研究室で准教授として活躍していただける皆さんを募集します。 宇治原教授からのメッセージなど詳細はこちらからご覧いただけます。

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製造プロセスの自動化を実現するAI制御アルゴリズムを開発 ~浮遊帯域溶融法による結晶成長プロセス自動化へ~

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NEDO先導研究に採択されました

新産業・革新技術創出に向けた先導研究プログラムにおいて、「半導体プロセスメタファクトリーの基盤技術開発」の研究提案が採択されました。マテリアル実用化期間を劇的に短縮するプロセス間・計測間の高度連携技術の開発を行います。▷ […]

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研究室紹介特設サイトのご紹介

宇治原研究室のことをもっと知りたい方・仲間になりたい方へ、学生視点の研究テーマや研究室の紹介などを載せた特設サイトをご用意しています。▶こちらをご覧ください!

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